パレルモ、イタリア、7月20日(AP)― シチリア島沖の地中海南部で、全身に漁網が絡まったマッコウクジラが7月19日、イタリア沿岸警備隊のダイバーらによって救助された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f97a33ed64eadbea173b9f1d73bc65b2aaad2c0e
シチリア島の北方にあるエオリア諸島沖の地中海で18日、ヨットに乗っていた複数の人がこのクジラを発見して、沿岸警備隊に通報した。
一晩クジラの様子を監視した同警備隊は、翌朝ダイバーや海洋生物学者らを招集、パトロール艇を投入して救助オペレーションを開始した。
クジラの大きさや心理状態などから、救助作業は難航したが、漁網は完全に除去され、クジラは再び自由になった。
クジラが網に絡まる事故はこれまでにも報道されていますが、またもや発生してしまったようです。
では、ツイッターの反応を見てみましょう。
無事で良かった。 人間と動物の共存は、難しくても、実現されなければならないだろう。 人間の歩みから実現していくのかもしれない。。 まずは、プラスチックゴミや網からかな?!
救ったの人間だけど、その網を放置したのも人間。
クジラ無事で良かったけど、こうして苦しめられてる動物が山にも海にも里にもいるんだよね、人間のせいで。
残念ながら、ツイッターでの反応はこれだけでした。やはり日本での出来事ではないので反応も薄いようです。
クジラに限らず、人間が放置(意図せずとも)した網にかかって死んでしまう生き物も多いはずです。つい最近ではウミガメが被害に遭っていることも報道されていました。
また、編み以外にもクジラたちを脅かすゴミは多く、その一つは「マスク」です。既に多くのゴミが海を漂っていると言います。

風に飛ばされてしまった使い捨てマスクは必ず海へ向かいます。
「マスクなんて紙なんだからすぐに分解するだろう」と考えている方、大間違いです。
使い捨てマスクの原料はプラスチックです。ポリエチレンやポリプロピレンといった物質で、プラスチックの容器などと同じ原料なのです。
なお、定置網についてもその材質はポリエチレン・ポリエステル・ナイロンのプラスチックが多いです。
その為、自然界でなかなか分解されずにそのままの形を維持するので、こんかいのようにクジラに絡まったりしてしまうのですね。
私たちが直接海に対して出来る事は少ないです。しかしながら、できるだけプラスチック製品を使わない、確実に廃棄するなどの取り組みはすぐにでも出来るはずです。
一人が出来る事は小さいですが、皆でやれば必ず大きな力になります。
マスクを確実に廃棄することで海の生物を守ることになるのですから、是非今から行っていきましょうね。
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