エチオピア ナイル川上流のダムに貯水開始、エジプトなどと衝突?

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 エチオピアがナイル川上流に建設したダムに貯水を開始したと発表し、ダム計画に当初から猛反発していた下流のエジプトやスーダンとの緊張が高まっています。

 ナイル川の「大エチオピア・ルネサンス・ダム」は、近年、急速な発展を遂げるエチオピアが、急増した国内の電力需要を補うべく、ノーベル平和賞を受賞したアビー首相が推し進める国家的プロジェクトです。

 これに対し、下流での水量減少を懸念するエジプトとスーダンは計画当初から猛反発していて、最も下流に位置するエジプトは飲料水の9割をナイル川から供給するため、シシ大統領は、水量減少は「国家存亡を左右する」と警告しています。

 こうしたなか、ロイター通信によりますと、エチオピア政府は15日、ダムへの貯水を開始したと発表しました。13日には、関係国による協議が決裂したばかりで、アフリカ連合が仲裁に入り来週にも会合が行われる予定でした。

 エジプトはこれまでも、エチオピアの一方的な貯水が始まった場合、軍事的な手段も辞さないと警告していて、エチオピアがこのまま貯水を強行すれば、地域の緊張がさらに高まる可能性が出てきています。(16日07:42)

https://news.yahoo.co.jp/articles/09afb0886961e3cd7ee083f8787027e5f16161d5

何やら不穏な話題ですね。実際のところ、軍事衝突になってもおかしくない状況なんだと思います。

なお、エチオピアとスーダン・エジプトの位置関係は次のような感じです。

ご覧のように結構遠いです。

あまり関係ないんじゃないの?とも思うのですが、スーダン・エジプトは水資源の多くをナイル川から得ているようで死活問題になりかねないようです。

上流であるエチオピアにはダムを造る権利はあると思いますが、やっぱり下流域への配慮も必要だったのかもしれませんね。

次に、ツイッターでの意見を調査してみましたが、日本から遠いアフリカでの話題であることから、ツイッターでも殆どツイートはされていませんでした。

次に、注目すべきは中国の存在です。

今回問題となっている「大エチオピア・ルネサンス・ダム」はどうやら中国が主導して建設しているそうです。

エチオピアは社会主義国家だった歴史があり、中国とも関係が深い事が一因なのかもしれません。

中国は商売上手で有名ですが、利益中心に考える国民性は否定できません。

偏見かもしれませんが、自分たちの利益さえあれば何をしてもいいと言ったような考え方をするところがありますよね(どこかの大統領も同じかもしれませんが。。。)。

日本もダムを作ったことによって水害が減ったわけではありません。むしろ、大きな水害が増えてしまったような気もします。

中国においても、同じかもしれません(中国政府はダムで水害が防げていると主張してます)。

エチオピアも同じようなことにならないと良いのですがね。。。

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