国の特別天然記念物ニホンカモシカ 四国中央でも生息

生態系の破壊

 愛媛県四国中央市伊予三島地域の山間部で昨秋、国の特別天然記念物ニホンカモシカが、ニホンジカ用のくくりわなにかかっていたことが14日までに分かった。2014年に県レッドデータブック(RDB)の改訂委員会長を務めた松山東雲女子大名誉教授の石川和男さん(81)=動物学=は、写真を確認し「ニホンカモシカに間違いない。石鎚山系での行動圏や食性を調べ、適正に保存する必要がある」と話している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/53ef1cd2fb59f31149b80f4b30afd7c1f42bd72c

天然記念物であるニホンカモシカが確認できたのは喜ばしい情報ですね。

この話題について、ツイッターでの皆さんの反応を見てみましょう。

と、思ったのですが残念ながらこの話題、あまりツイッター界では流行っていませんでした。あまり皆さん関心が無いんですね💦

とりあえず、ニホンカモシカについて調べてみました。

 指定されているのはニホンカモシカ(亜種)。シカ科ではなく、ヤギに似た反すう偶蹄類ウシ科に属する日本固有種。 本州(中国では絶滅)・四国・九州の標高1,500~2,000mのけわしい山岳地帯、特に東北地方から中部山系の混交樹林に生息する高山獣。

 特別天然記念物に指定された昭和30年(1955)には3,000頭と推定されていたが、天敵のニホンオオカミが絶滅したこともあって生息数が増加する一方、 生息域が拡大造林政策によって大量に生み出された幼齢造林地と重なり合うことになった。その結果、幼齢木の芽・皮や草だけでなく畑作物まで餌にするようになり、 50年代に入ったころから青森県・長野県・岐阜県などで造林地や畑地での食害が大きな問題になった。53年(1978)には7万5千頭にまで増え、被害も各地に広まった。

https://www.jataff.jp/monument/2.html

なんと、ニホンカモシカという名のわりには牛科に属する生き物だそうです。

Wikipediaより

確かに、シカとは違う感じもしますね。

しかし、人間の乱獲によって3,000頭(推定)にまで減ったものが僅か23年で7万5千頭まで回復するとは自然の力とは凄いものです。

今では農作物への被害も多い為、地域によっては捕獲も許されるようです(許可が必要)。一度は絶滅への道へと進んだ種ですから、同じことが起きない事を祈りましょう。

なお、ニホンカモシカは日本固有種です。立場的には中国のジャイアントパンダと同じですが、あんまり人気はなさそうですね。

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