放射性物質トリチウム含んだ水の海洋放出 本当に大丈夫?

放射性物質汚染

 放射性物質を含んだ水の海洋放出に懸念です。

 東京電力福島第一原発でたまり続ける放射性物質のトリチウムなどを含んだ水の処分方法について政府が関係者の意見を聞く会で、漁業関係者から海洋放出について懸念が示されました。
 福島県水産市場連合会・石本朗会長:「現時点で海洋に放出することが本当に適切なのかということは、より慎重に県民・国民の意見を聞いて政府としての決定をして頂ければ」
 タンクを置ける敷地の面積などから逆算すると、処分方法は今年の夏ごろまでに決定する必要があると指摘されています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/813d87400b47c083a9fb3e4aa5b93a6b2a644106

この話題についてのツイッターの反応を見てみましょう。

トリチウム放出は困るのでやめていただきたい。

チコちゃん見てからのローカルニュース……
新型コロナはないけどもーーー
トリチウムを含んだ処理水をどうするか、とね
どっち向いても問題だらけだね

冷却に使われ、ALPS処理された汚染水に含まれるトリチウムの総量は約856兆ベクレル。 通常運転で海洋放出されるトリチウムは、年間2.2ベクレル。389年分のトリチウム水を30年で放出すると、毎年13倍のトリチウムを海に流すことができますか? 国際世論が黙っていません!!

日本原燃によれば、クリプトン85やトリチウムは人体への影響が小さいから、工場近くに住んで農水産物を食べ続けても、住民が受ける影響は年間約〇・〇二二ミリシーベルト。自然放射線による線量(年間約二・四ミリシーベルト)の百分の一にすぎないといっているよ!信じてくれる?

しきい値は存在しない”という考えだ。故アリス・スチュアート博士は「たとえ1本の放射線であってもピンポイントに遺伝子を破壊することがあるのです」と明言している。海洋に出たトリチウム水が均一に薄められるという保証はない。出入りの複雑な海岸がありその沿岸を流れる海水の挙動は多様である(続

感染リスクを覚悟して経済を回せという人は、もちろんトリチウムの海洋放出を認めますよね?
反対している漁業組合さんは食べて応援を推奨していませんか?
していましたら海洋放出反対の主張はおかしいですよ

「福島第一原発 トリチウム水処分 、国民の理解 進んでいない」って言うけど、理解したく無いか、理解しようとしない。
だから俺は、福島第一も原子力研究開発機構も理化学研究所も沢山の国立行政法人も大学医薬学研究センターも製薬会社も医療機関も同じ告示値で海に流してるよ。って言うんだよ

通常の原発の場合、排出される冷却水は、核燃料を直接冷却していないが、福島第一の場合、直接燃料デブリを冷却した汚染水を排出する。トリチウム以外除去したと言うが保証はあるか?
事故の作業、なし崩しに被曝限度量を引き上げた事などを考えると
信じるわけにはいかない。

ストロンチウムはダメですけど、トリチウムは大丈夫です、みたいな事w
海に流す場合も除去して流すのでご安心下さい、風評被害に騙されないで、とマウント。
真実や事実は何一つわからないままで「ま、大丈夫なんじゃねーの」で逝ってしまう現代社会。

流石に日本での話題とあって、ツイートは数多く見られます。

正直言って専門的な話が多くて理解するのが難しいです。トリチウムと言うのは三重水素と呼ばれ、水素原子が3つ集まった物質です(普通我々がイメージする水素は二重水素)。放射性同位体の中では毒性の少ないものとされているようです。

しかしながら、毒性が全くないわけではありませんし、トリチウム以外の汚染物質が放出されるリスクもありますから、周囲の住民を始め諸外国まで心配する事も当然でしょうね。

心配なのでもうちょっと調べてみましょう。

原子力施設から出るトリチウムの自然環境中への放出は日本の国内外で広く行われており、イギリスでは1998年から2002年の期間、毎年3ペタベクレル程度のトリチウムが放出されている他、カナダ、アルゼンチン、フランス、スペイン、アメリカ、ドイツ、日本でも放出されていた

Wikipediaより

トリチウムは、宇宙空間から地球へ常に降りそそいでいる「宇宙線」と呼ばれる放射線と、地球上の大気がまじわることで、自然に発生します。そのため、酸素と結びついた「トリチウム水」のかたちで川や海などに存在しています。雨水や水道水、大気中の水蒸気にも含まれており、富士山周辺における地下水の年代測定にも活用されています。また、人の体内の水分量と、日本の水道水や大気中に存在するトリチウムの量から試算すると、水道水などを通じてトリチウムを摂取することで、人体内にも数10ベクレルほどのトリチウムが存在していると言えます。

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/osensuitaisaku02.html

どうやらやっぱりトリチウム自体はそれほど心配する放射性物質ではないと説明されています。

もちろん、経済産業省の説明が本当に正しいことなのかはわかりませんが、現在の認識では正しいとされているようです。

結局のところ、汚染水の保管にも限界があり海への放出はされることになるのでしょう。そこに含まれる汚染物質や放出量で国外から批判も出るかもしれません。

でも、残念ながらそれも私たちが快適な暮らしを望んだことの結果です。

また、このような状態でも東京電力が多額の利益を得られる現状(システム)にも問題があります。

我々一人ひとりが未来の地球について本気で考え、これまでの生活を維持していけるのかしっかりと議論していくことしかないのではないでしょうか?

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