茨城沖に海底油田があるかも! 巨大ガス田の跡も発見される

大気汚染
この話題の要約
  • 場所は茨城県茨城市の五浦(いづら)海岸
  • 奇岩が海底の天然ガス由来のメタンから作られたことがわかった
  • メタンの存在から一帯に原油がある可能性が出てきた
  • 現在はまだ海底資源調査中

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 国の登録記念物に指定されている茨城県北茨城市の景勝地・五浦海岸。一帯に広がる奇岩が海底の天然ガスによってつくられたと、茨城大大学院の安藤寿男教授(地質学)と北海道大の研究チームが今月、発表した。茨城沖の海底に巨大なガス田が存在したとみられ、原油が存在する可能性が高いという。

 五浦海岸周辺から福島県いわき市にかけての海岸線は、約1650万年前に炭酸カルシウムが凝結した層状の堆積(たいせき)岩(炭酸塩コンクリーション)が広く分布している。いわゆる天然のセメントで、有機物中の炭素と海水中のカルシウムが結びついて形成されるが、炭素の由来がよく分かっていなかった。

 研究チームは2013年から、高感度検出器を用いて岩の塊に残る空洞の中の微量なガス成分を測定。気体に含まれる水素やメタン、エタンなどの特徴や組成を調べた。その結果、炭素の由来はメタンで、メタンは天然ガスに由来することをつきとめた。地殻変動で海底からわき出た天然ガスのメタンを微生物が分解、さらに海水中のカルシウムと化学反応を起こして岩塊を形成したという。

 五浦海岸周辺の堆積岩の体積は少なくとも600万立方メートル(東京ドームで5個分)。天然ガス田で国内最大級の「関東天然ガス開発」(千葉県)の可採埋蔵量約1千億立方メートルに匹敵する。岩塊を形成したのはガスの一部だったことや、後に風化や浸食で削られた岩の分を考慮すると全体の流出量はさらに多いとみられる。

 また、ガスの成分分析から、ガスは海洋の動植物プランクトンの死骸が地熱で分解されたとみられ、原油がある可能性が高い。茨城沖海底の白亜紀(1億4500万年~6600万年前)の地層で生み出されたと推測されるという。

 独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」は、19年度から三次元物理探査船「たんさ」による国内の海底資源調査を始めており、茨城沖も対象。安藤教授は「採掘には相当なコストがかかると予想されるが、今後の資源探査が待たれる」と語る。

 論文は5月に地質学の国際学術誌でウェブ上で公開され、今月14日に雑誌が発行された。(古源盛一)

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc85ccc3bd6a4647f7bf656bd7bccbc20ef73e76

次に、この話題のツイッターでの反応をまとめてみました。

茨城は独立すべき

うおおおおお石油王!茨城石油王!
五浦海岸?!五浦イイトコ!
えっ五浦?!

日本画の聖地、五浦六角堂のまわりがガス田(@@;

本当なら朗報だな!
茨城・五浦海岸に巨大ガス田発見!
ネット「中国と韓国が領有権を主張します」「韓国が起源を主張します」

コロナが落ち着いたら、五浦に行ってみたい 出来たら夏に行きたいけど…
にしても日本って資源に囲まれてますね

正直言って、あまりツイートはされていません。エネルギー資源に乏しい日本にとっては非常にありがたい情報だと思うのですがね。。。

もちろん、新しい資源が見つかったとしても資源の乱用には反対です。

そうでなくても、地球温暖化や気候変動などで苦しんでいる現状を更に厳しくしたいとは思いません。

しかし、天然ガスが資源として採掘できて利用できるとすると、発電の燃料として問題視されている石炭の使用量が低下させられるかもしれません。

なお、天然ガス・石炭・原油と発電との関係について説明してくれている関西電力のHPを載せておきますので参考にしてみて下さい。

燃料の種類|火力発電の燃料|火力発電について|事業概要|関西電力
火力発電の燃料にはLNGや石炭、石油が使われています。当コーナーではそれぞれの特徴や、メリット・デメリットを分かりやすくお伝えするとともに、燃料調達の現状と調達先の分散や燃料費削減等の関西電力の取組みをご紹介しております。

これだけ便利になってしまった生活を一気に変える事はなかなかできません。

一人一人が無駄のないように気を付けて生活することと、社会のシステム(今回の場合はエネルギー資源の使用比率)が変わっていくことで、未来へ持続する社会になることを目指したいですね!

コメント

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