【AFP=時事】人類は1年間に消費することができる自然資源の今年の割り当て分を、今月22日に使い果たしてしまうことが、国際環境NPO「グローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network、GFN)」が20日に発表した報告書で明らかになった。
今年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で二酸化炭素排出や伐採が減り、地球が用意できる1年分の自然資源を使い果たしてしまういわゆる「アース・オーバーシュート・デー(Earth Overshoot Day)」は、昨年に比べわずかに改善したという。
GFNによると、アース・オーバーシュート・デーは、1970年代から着実に早まっていたが、今年の自然資源消費量は昨年比9.3%減少した。
だが、GFNのマティス・ワケナゲル(Mathis Wackernagel)氏はオンラインで行われた報告会で、これは「祝うようなものではない」「計画的なものではなく、災害だった」と述べた。
ワケナゲル氏によると、研究者らは食料やエネルギー、住宅や道路用の場所、世界で排出される二酸化炭素を吸収するのに必要となるものなど「人類の需要すべて」を調べ、アース・オーバーシュート・デーを算出している。
人類の需要すべてと持続可能な資源量を比較したところ、人類は自然の再生能力を60%も超える自然資源を消費していると推定された。これは地球1.6個分に等しいという。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/58a3ac74ad730d9be3cf468a22336167fc9880c4
私たちが日々使用しているエネルギーを含めた自然資源について、本来私たちに与えられている資源量の何と1.6倍も使用してしまっているそうです。
これらの計算が、本当に正しいのかはわかりませんが、最近の異常気象などを考えるとやはりエネルギーを使い過ぎなのではないか?と感じるのが普通なのだと思います。
皆さんはどのように感じているのでしょうか? ツイッターの反応をまとめてみます。
自然エネルギーの実用化や再利用は人類が今後も地球で生存していく上で必須の取り組みと言えるでしょう。私たちが生きている間は目に見えて深刻にならないかもですが、子孫が苦労する。今の力意識改革を。
人類は自然の再生能力を60%も超える自然資源を消費しているんですね。
計算の仕方はわからないけど、現代人が資源を無駄に使いすぎているのは実感でわかる。 もっと、個人が気軽に循環形エネルギーを使えるようになれば意識も変わるのかな・・・
こうして、未来を消費していく。若い世代の親のみなさん、あなたたちの子どもの未来は大丈夫ですか?
これとんでもない事ですよね
何から始めれば?
こういったのを調べて出しているのは知りませんでした、まだ今年は4ヶ月あるけど…これでも去年よりかは良くなってるようです
1年分の自然資源はもう使い終わりました
人間はもうずっと前から、地球が一年で用意できる以上の資源を使いまくっているということ。今年も明日で1年分を使い果たしてしまうわけね…。
正直に言って、この話題に関する反応は少ないです。環境問題に対して、あまり関心が集まらないことからも現在の状況がいかに深刻なのかが分かると思います。
では、持続可能な資源で生活するには現在の生活で使っている自然資源を約40%減らす必要があるのですが、どのような事をしたらよいのでしょうか?
例えば、私たちの最も身近な自然資源である「食品」については食品ロスの削減が考えられます。
農林水産省の試算によると、日本の食品ロスは年間612万トン(平成29年推計値)となっています。
これは日本人一人が1日に約茶椀1杯分のご飯の量に相当します。
食品ロスが全て無くなったとしても、持続可能な資源量に届かないのは残念ですが、それでもやらないよりは良いのではないでしょうか?
また、交通手段については国土交通省から次のように示されています。

エネルギー比ではないので、少し資源量とは変わってきますが、自家用自動車や航空機による移動を避けて、バスや鉄道を利用する事で使用する資源量は少なくなりそうです。
つまり、これまで海外旅行に行っていた人が国内旅行に変える、これまで自家用車で買い物に行っていた人が宅配サービスを利用するなども効果があるはずです。
さすがに40%減らすまではいきませんが、少しでも自然資源の利用を減らしていきたいですね。
コメント